【現場レポート】足湯で繋げる地域のコミュニティ
先日、鋸南復興アクセラレーションが開催している足湯イベントにお邪魔してきました。東京からはアクアラインを通れば1時間20分ほどに鋸南町は位置しています。
月に1~2回鋸南町の中で場所を変えながら足湯イベントを実施されています。目的は足湯により住民の皆さんにリラックスして頂くこと、鋸南復興アクセラレーションの活動を知って頂くこと、足湯を通じて地域のコミュニティを作ることなどなど。
たかが足湯、されど足湯。この日もたくさんの住民の方にご参加いただきました!
私たちがお邪魔した時には、足湯は既に始まっていましたが、準備の段階から付近の住民さんたちが手伝いに来て下さったそうです。イベント中、たくさんの方に来ていただき、一時お湯待ちの場面も。
「家近いから沸かしてもってくるよ」
「イス足りないんじゃない?家から持ってくる」
と自発的に動いて下さる住民の皆さん。イベントに受け身で参加するのではなく、自然に動いて下さるのが素敵でした。
台風災害後、鋸南町では解体する家も多くある他、2019年と2018年を比べると約270人が転出されていることもあり、地域のコミュニティにも変化が訪れています。
「近所にも人がいない」という声が参加者の方からも聞かれました。災害により地域コミュニティが失われる例は枚挙にいとまがありません。コミュニティの再構築は行政だけは難しく、アクセラさんのような民間の団体が力を発揮します。
復興支援の形は様々で正解はありませんが、私たちは休眠預金等活用事業を通じて地域の団体さんの伴走サポートを行っていきます。