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広報誌が果たす地域コミュニティへの役割

鋸南復興アクセラレーション(以下、アクセラ)が月1回発行している広報誌が発行されました!3月から発行し始めたこの広報誌は11月号で9号目となります。

広報誌はこちら(PDF

広報誌はA4サイズ表裏1枚で
・表:月ごとのテーマ(今回はボランティアさんへのインタビュー)
・裏:団体の連絡先など
で構成されています。

毎月鋸南町の全戸に配布をするため、記事の執筆の他、配布のための仕分け作業もアクセラで行っています。

仕分け作業中(お手伝いして下さる方も募集しているそうです!)

何故アクセラは毎月広報誌を発行しているのか

アクセラが活動を始めてから約1年が経ちましたが、まだまだ全ての住民に情報が届いていないのではないかと感じているそうです。


「ボランティアはもう終わったのではないかと思ってしまい、困っていても声を上げられない住民さんもいます」


「団体の活動を知ってもらうと同時に、防災・減災の意識を高めて欲しい。去年が酷かったから今年は大丈夫、って思ってしまう住民さんもいますが、いつ何が起こるかは誰もわからないんです」


「ボランティア団体さんがいるのを知らなかった~って言ってる住民さんのテーブルの上にアクセラの広報誌が載ってたりします。それ!それ!って思いながらお話します笑」

広報誌が手元に届いても読まれているかは別問題。情報を届ける難しさを感じました。

ただ、情報は発信しなければ手に届くこともありません。日々の活動が忙しくなかなか取り組むのは難しいことではありますが、【情報を発信し続ける】ことは非常に重要であると考えています。特に復興支援は発災から時間が経つにつれ、注目もどんどん下がってきてしまう課題があります。

裏面には団体さんの連絡先と受け付けている相談ごとがドーンと載っています

アクセラはWEBサイトFacebookでも情報を発信していますがこういった紙媒体も地域では重宝されるツールの1つだと思います。

\団体のご紹介/

鋸南復興アクセラレーション
kyonan
  • 支援対象の災害

    台風15号・19号

  • 事業期間

    2020年4月~2022年3月

  • 活動地域

    千葉県鋸南町

活動地域の被災状況と課題

・台風15号により町内約3,600世帯のうちの68.4%、約2,500世帯が暴風による家屋損壊の被害を受けた
・被災から1年たった今もなお、崩壊した屋根にかかっているブルーシートを張り替えながら生活している世帯が存在
・雨漏り、室内への湿気混入によるカビの発生などで最低限の住居環境保持も確保できていない

目指す成果

【生活環境の整備を通じたアウトリーチ】
・家屋が損壊した被災者に対し、ボランティア団体と連携し、家屋応急復旧支援を提供できている状態
・住民に対する「防災・減災への啓発活動や、地域としてのつながりを取り戻すための体制」が整備できている状態

おもな活動内容

・復興ボランティアセンターの運営
・地域コミュニティづくり事業の実施
・復興状況等を伝える情報の発信
・地域の活性化等にむけた関係人口の拡充
・家屋復旧支援の技術ボランティア人材の育成

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