【レポート】熊本県人吉市で企業ボランティアを行いました(フィリップ モリス ジャパン × RCF)
2022年9月2日に熊本県人吉市で、フィリップ モリス ジャパン合同会社(以下、PMJ社)による地域ボランティアを企画・実施しました。PMJ社の社員6名が参加し、ワーケーションプログラムのモニターとして①災害の語り部講話の聴講、②チームビルディングワークを体験し、その後、③地域食堂で調理・配膳・配食の手伝いなどを行いました。
※現在RCFは、令和2年7月豪雨で被災した熊本県人吉市における復興支援事業を展開しており、その中で、PMJ社から寄付頂いた約2,000万円を活用し、3つの事業を推進しています。(詳しくはコチラ→リンク)
ボランティア内容
PMJ社社員のみなさまには、一般社団法人ドットリバー(以下、ドットリバー)が作成したワーケーションのプログラムを、モニターとして体験していただきました。
(プログラムの詳細はコチラ→リンク)
□「立山商店」で震災の語り部体験
午前の部では、人吉市内にある明治10年創業の老舗茶屋「立山商店」を訪問し、被災された立山茂さん・立山まき子さんによる災害の語り部を体験。実際に被災された当時の様子、復興までの道のり、嗜好品としてのお茶の楽しみ方を広める夫妻の活動についてお話していただきました。
□「くまりば」でのチームビルディングワーク
午後の部では、ドットリバーが運営する「くまりば」内のコワーキングスペースにて、「五感ワークショップ」「自分の強み再発見/チームビルディング」の2つのプログラムを、モニターとして実際に体験。いつもの職場とは異なる大自然に囲まれた空間で、五感を研ぎ澄まし、チームメンバーの良い所を発見し、普段の業務上でのコミュニケーションとは異なる会話をする機会を得ていただきました。
□地域食堂のお手伝い~被災住民との交流~
地域食堂では被災された住民の方々を中心に、高齢者、こども、一人親等に対して、毎月「食」を提供し、地域コミュニティの場づくりを継続している、「人吉コミュニティ事務局 にじのおと」の地域食堂に参加し、60食分のお弁当の調理・配膳・配食を行いました。
企業ボランティアの魅力
(社員インタビューを通じて)
“仕事に関係する地域を理解する”
―PMJ社が今回のような地域貢献、ボランティア活動の推進を行うことに関して、一社員としてどのように感じますか?
私の営業担当地域が人吉ということもあり、何か地域に対してお手伝いできることはないかと常々思っています。会社がこのような地域貢献の機会を社員に提供してくれることは、非常にありがたいです。
こういった地域の事業者と直接交流できる機会は、その土地のことを知るうえで非常に有効だと思います。また、今回のボランティアを通じて、取引先としての関わりだけではなく、人吉に関わる者としての地域への貢献を意識することができました。自分の営業先の地域を知ること、地域の皆さんの役に立てたという実感は、今後の仕事にも活きてくるのではないかなと思います。
“チームの関係値を深める”
―普段とは異なる環境で仲間と交流することで、何か新しい気づきなどはありましたか?
仲間の新たな一面を見ることができました。私は現在ユニットのリーダーとしてチームをまとめていますが、コロナ禍でオンライン会議ということもあり、直接交流する機会も少なく、チームは堅い空気感の中で仕事をしています。
しかし今回のボランティア活動では、いつもはあまり発言がないメンバーも雑談が弾み、メンバーの普段見せない顔を見ることができました。これは通常とは異なる環境で、仲間と活動したことによるものだと思います。地域ボランティアをすることは、仲間やチームに対する新たな気づきのきっかけになるのではないでしょうか。
職場ではなく、自然豊かな人吉で仲間と過ごした時間。ビジネスではなく、地域住民と、人と人として交流した機会。たった一日のボランティアではありますが、経験された皆さんにとって、普段の生活では得ることが難しい、学びや気づきがそこにはあったことが伺えます。
PMJ社では、人吉市以外も含めて、様々な地域でのボランティアを展開しています。その中で、今回の人吉市からの声のように、営業先となる地域との関わりを持つ機会、また普段働くチーム内でのコミュニケーションを深める機会となっているようです。
PMJ社と連携し、RCFは、引き続き、人吉市の復興に向けた事業を、現地団体とともに進めていきます。