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■発災当時の被害状況
・令和6年能登半島地震の震源地に近い珠洲市、輪島市、能登町、穴水町、七尾市では地震および津波や火災によって、約8,000棟が全壊、16,000棟が半壊となっている(建物被害は80,000棟を超える)
■事業開始時の状況
・被災地では自宅や事業所を修繕し居住や事業を継続するかについて、建物の被災状況を自身で適切な判断することは難しく、また公的支援策も建物修繕に対して金額的に十分ではない状況で、公費による解体を選択する人が多くみられる
・各自治体も被災者支援に尽力しているが、マンパワー不足により住民のニーズを十分に把握しきれていない様子がみうけられる
・建築士は建物の復旧やまちなみの保存の支援活動をおこなってる。今後、復興を加速化させるため、より被災者によりそい、より効率的な支援をするために、専門家がワンチームとなって住民と直接コミュニケーションをとる場、そのニーズを行政に届ける場、を求めている
①住宅相談
個別相談にあわせ希望により現地調査で被害状況を正確に把握し具体的な修繕・改築の提案をおこなうことで、被災者が最適な選択をする支援をおこなう。また、一戸一戸が修繕という選択肢を選択することで、最終的に地域の景観と文化の継承をかなえる
②事業者相談
能登地域では事業を代々受け継ぎ、事業=家業となっているケースが多い。生業の継続には建物復旧が不可欠であるため、個別相談や建物調査により、事業の継続や再出発の道筋を見出す支援をおこなう。地域で事業が継続していくことで、地域経済の活性化をめざす
③建物やまちなみの価値共有
住宅や事業所の個別支援を通して、地域住民と建築士とが、建物やまちなみ保全の重要性を地域とともに学び合い、歴史的・文化的価値、地域の景観と文化の継承をめざす。最終的には建物やまちなみを保全する取り組みが、地域コミュニティ内で自発的に行われる状態を実現する
①住民相談、住宅調査、修繕提案
②事業相談、建物調査、修繕提案
③建物やまちなみ保全の勉強会「のとボイス」および広報
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